押江込蔵 ANGLER'S BLOG〜釣に魂を込めし勇者たちが集う場所〜

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海も山も、真冬の厳しさの中にも楽しみ有り



 この季節は釣りには厳しく修行のようなものであるが、それなりに楽しさもある。竿が1回でも曲がればと初釣りは方座浦を訪れた。暗いうちからの出船のおかげで、素晴らしいオレンジ色に輝く日の出を拝む事が出来た。



 船頭さんからマズメ時が地合ですよと言われた通り、団子を5個打ち込んで可及的に早く仕掛けを作って無双の抱き合わせをほり込んだ一投目に団子が割れて程なく竿先を持ち込む当たりで竿が大きく曲がる。



 結構な引きを味わってゆっくり浮かせるとピンク色の綺麗な天然真鯛である。55僂領彪燭任△辰拭これで目標達成と考えていると、予定通りにその後は当たりが止まった。




 次の楽しみは自宅で仕込んでおいた鶏肉と豚肉(ぶつ切りにして塩コショウをしてゴマ油で風味付けしたもの)をsnowpeakの鍋に入れてスープ作りである。スープと肉で少し腹が膨らんだらエースコックのワンタン麺を入れてラーメンを作る。これで満腹となりホットコーヒーで休憩である。



 午前中は40僖ーバーの良型のイトヨリと30僂凌紳笋忘れた頃に釣れた。エサは全て無双で全部底で食ってきた。昼前に船頭さんがアッパ貝の差し入れを持ってきてくれた。普段は貝類は苦手であえて食わないが、新鮮な奴は別である。おやつに焼いて食う。自然の潮味がなんとも言えない。

 午後から冷たい風が吹いてきたので、残しておいたスープでもう一度ラーメンを作って食う。満腹で晩飯いらずである。午後からはシーンとしていたが最後の一投でまた30センチの綺麗な真鯛が釣れた。




 イトヨリと良型真鯛だけ持ち帰り、翌朝捌いて食べる。出刃で真鯛の頭を真っ二つに割れるようになると一人前である。頭の塩焼きがまた美味いのです。殺生したからには余すところなく食ってやります。





 真鯛は皮を炙ってそぎ切りと塩焼きにして食べ、イトヨリは独特の癖があるのでゴマ油で丸焼きにして食べた。真鯛は卵も4部咲きで、船頭さんが神経締めしてくれたおかげで良く縞って最高に美味かった。刺身には外気で冷やした久保田が、塩焼きにはbeerですね。



 山の部も冬は全くの初体験です。まずは無難に積雪の愛宕表山道ルートです。





 ようやく、しっかり冠雪した愛宕を訪れる事が出来ました。当日の山頂気温はマイナス5.5℃で、5合目から山道は凍結して用意したアイゼンの出番です。





 アイゼン装着で凍結した路面のホールドはさすがです。それでも地蔵辻から奧の方は約30〜40センチの積雪で歩くのも結構大変で、いつもの首無し方面への下りは自信が無く見合わせました。




(地蔵辻:この右下が首無しに下るルート)


(右に下りていくと月輪寺ルート、こちらも滑って滑落するかも知れないので今回はパスしました)


(下りも表山道の安全コースで下山、軽アイゼンは必須です!)



 万一、ケガをして動けなくなったら30分で凍死です。この日の初アイゼンの練習が2日後の大寒波到来(1/24)の比良山で役に立ちました。

(権現山登山口)




 比良山も無数の山やルートがあるようで人気の登山エリアです。もちろん冬は上級者むきで遭難者も多く危険な山です。最初に挑戦した権現山は標高は996メートルと愛宕の地蔵山より少し高い程度ですが、とびきり過酷な日を選んだために気象状況は激烈でした。当日の山頂の気温はマイナス9.5℃、風速20メートルで唸るような風音を久々に聴きました。

(この写真で傾斜が解るでしょう!)


 快晴でしたが登山口から凍結でガチガチ、積雪も山頂近くは50〜60センチでステッキが半分沈みます。山頂直下の最大斜度は40〜45度あり、あと30メートルで頂上という所で上から吹き下ろしの突風が吹いてきたため、危険を感じて撤退しようかと思案しました。それでも風下を向いて10分ほど耐えていると少し収まったので一気に登頂を果たしました。



(山頂から吹き下ろすブリザード)


(頂上で一瞬風が弱まる)


(頂上の向こう側は見えないが急勾配をまた下りないと行けません)


 頂上から眼科に琵琶湖を見下ろす絶景は素晴らしいものが有りましたが、この時は感激より雪の急勾配を無事下れるのか心配のほうが優っていました。登頂まで気付かなかったが首に巻いた汗を吸ったタオルはバリバリに凍り、下りてからアイゼンと登山靴が凍り付いて中々離れませんでした。

(下りも谷底に落ちていくような感じで踵に体重を掛けてトレースの上を体を斜めにして蟹みたいに一歩づつ下りていきます)


(プチ雪崩の後の雪庇)


 それでも、権現山直下の400メートルほどの急降下を過ぎると斜度も徐々に緩くなり周りの景色を楽しむ余裕が出てきました。次回はスノーシューを用意してさらに比良の奥地を探索してみたい気持ちに駆られました。

(雪のカタツムリ?)


 40年ぶりと言われた極寒の日に比良の一つを落とせた事は、かなり恐かったですが素晴らしい経験となりました。愛宕での毎回の経験が適応能力のある山に強い体にしてくれたようです。これで愛宕の真冬の密林地帯も一人で入って行けそうな気がしてきました。愛宕の奧には雪のある間に見たい景色が沢山あります。また写真で紹介しますね!

(自宅でほっこりしているmoco)


 

| 20:29 | - | - | - | posted by kida |
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