押江込蔵 ANGLER'S BLOG〜釣に魂を込めし勇者たちが集う場所〜

| CALENDAR | RECOMMEND | ENTRY | COMMENT | TRACKBACK | CATEGORY | ARCHIVE | LINK | PROFILE | OTHERS |
愛宕山を巡る、2015総集編(前編)

  3月から愛宕に入り自然の景観を真底楽しませて貰った。最後に残しておいた「細野峠」は予想通り危険地帯で、まさに集大成のコースで全ての経験が事故無く踏破に導いてくれたと感じています。

#GPSで進入路を確認



 


 今回選んだコースは雲心寺林道から細野峠を越えて芦見谷川沿いの国道362号線におり、川沿いを三途の山(三頭山)取り付きまで南下し、そこから芦見峠経由で地蔵山を登頂し、愛宕神社に向かって南下後に地蔵辻から首無しに下りて、また雲心寺林道を京北までもどる約25kmのロングコースです。

#林業の盛んな頃は木の搬送に使われていたのかセメント舗装路も見られた



#この上の明るいところが細野峠
 



#西側は断崖絶壁



 細野峠の入り口は京北町細野の雲心寺林道起点を少し下ったところで、標高410メートルの地点。既に入り口から少し上まで2度下見しています。Android-GPSの使い方もバッチリで、数種類の地図で自分のいる位置や標高を正確に確認できるのですが標高530メートルの細野峠は道の無い空白エリアです。


#勾配の少しでもマシな降り口を探して北に迂回するも楽な所は全く無かった

 慎重に登り程なく細野峠に着きました。ここまでは大したことは無かったのですが、ここからの下りが非常に厳しい激下りでした。勾配が急すぎで滑り落ちないかハラハラしながら、少し右に迂回して何とか崖っぷちを下りていきました。踏ん張れないほどの勾配なので、先の尖ったステッキがいるなと感じました。


#下に降りてから上を見上げたところ、よく滑落しなかった!


 



 


 勾配が少しなだらかになってきた所でホッと一息。まさにイノシシの天国らしく、背中に泥を塗りつける水浴び場の回りにはハート型の足跡がいくつも付いていました。そこを過ぎると、予想通りの大倒木地帯が待ち構えています。芦見谷川まで前進するには倒木の上を越えるか、木の間を潜り抜けるか、V字谷と倒木の間のスペースを腹ばいになって抜けるしかありません。覚悟を決めて前進です。



 








 両側は勾配のきつい崖なので迂回は全く出来ません。どうすれば前に進めるかを見極めながら芦見谷川沿いの道を目指して前進していくのは大変な重圧を感じました。距離にしたら400メートル位と思いますが、なんとか倒木地帯の終わりに近づきました。前方が明るくなり、そこには素晴らしい出口が待っていました。


 


#奇跡のダブルアーチ、高さは5メートルほどあった



 綺麗に丸く曲がった巨大な二本の倒木がダブルアーチを形成しています。危険な激下りと大倒木地帯を越えてきた者にしか見る事の出来ない感動の絶景です。



 



 そこから200メートル程、西に歩いて、ようやく芦見谷川の脇を走る国道362号線にたどり着いた時にはホッと胸をなで下ろしました。鉄橋の下には芦見谷川の清流が流れています。


#芦見峠への取り口


 

 そこから南下して標高581メートルの芦見峠を目指します。途中で三途につながる危なっかしい崖っぷちの道を上がっていくのですが、細野峠に比べるとまともな道に感じました。


 




 芦見峠に着くと真っ青な空が広がり、天気は最高で、そこから標高947メートルで京都の最高峰の地蔵山山頂を目指して山の中を南下していきます。密林の心地よい空間ですが、ハッキリと道があるわけでは無く、軌道を外すと迷子になるリスクも高いところでした。それでも経験から、何も無い落ち葉の上に道筋が見えてくるから不思議です。



 




 ときおり見られる落ち葉の乱れも、人の踏み跡(直線的)かイノシシの踏み跡(丸く不連続)かの見分けも付くようになりました。数カ所、二股、三つ股の分かれ道で迷う場面がありましたがGPSで確認しても全くルートを外すことは無かったです。

#関西電力鉄塔跡のフェンスが頂上に近いことを教えてくれます

 




 地蔵山山頂手前にある西向き地蔵にお参りしてから、二度目となる地蔵山の山頂に着きました。休憩してオニギリをほうばります。


 






 




 ここもまだまだ中継地点ですが、帰りは大きな電波塔や紅葉した景色を見ながら愛宕神社に向かって4kmほど南下し、地蔵辻から首無し地蔵を目指してロープ場を下っていきます。足がかなり疲労しているためか、いつもより怖さを感じました。標高708メートルにある首無し地蔵が変わらず迎えてくれます。ここまでの道中の無事を、お地蔵さんに感謝して京北細野まで戻ります。





 危険すぎた細野峠は、二度と行くまいと決めたはずなのに、数日するとピッケルか先の尖ったステッキを用意して一眼レフカメラを持参して二度目の細野峠踏破を考える自分がいました。別ルートを二コース挟んで一月後には、いよいよ細野峠、三途の山(三頭山)、芦見谷川徒渉の危険地帯トリプルコースに挑みます。


 

| 21:04 | - | - | - | posted by kida |
<< NEW | TOP | OLD>>